A卓:『夢オチなんてお呼びじゃない』
(RL:信春)
■アクトトレーラー
IFの世界。パラレルワールド。
人は時に、その可能性に希望と悲しみを見出す。
しかし運命は一つだ。
もし事象を覆そうと望むなら、
新たな運命を拓きたければ、
誇り高きその信念を貫くことだ。
これは一人の青年をめぐる、
試行錯誤(TRIAL AND ERROR)の物語である。
トーキョーN◎VA THE AXLERATION
「夢オチなんてお呼びじゃない」
かくて、運命の扉は開かれた。
■アクトハンドアウト
PC①
推奨スタイル:なし
コネ:ヨヅキ
推奨スート:ダイヤ
キミはストリートでちょっと名の知れた荒事屋だ。ヤロールにいたキミに名指しで声をかけたのは、ヨヅキと名乗る依頼人。
話を聞いてみれば、普段キミが受けているより簡単そうな依頼だった。スラムを知らなさそうな青年(R:コモン)を一人殺すだけ。断る理由があるはずもない。
【PS:ヨヅキの依頼を完遂する】
PC②
推奨スタイル:なし
コネ:"荒らし屋"ヒサメ
推奨スート:クラブ
キミには因縁の相手がいる。これまで二度仕事の邪魔に現れ、戦い、追い詰めたところで二度とも逃げられてしまった。その宿敵の名は"荒らし屋"ヒサメ。
彼のウォーカーがN◎VAに姿を現したと"ボス"から連絡があった。今度こそ決着をつけるとしよう。
【PS:ヒサメとの決着をつける】
PC③
推奨スタイル:なし
コネ:羽鳥アカツキ
推奨スート:スペード
キミはN◎VAのエグゼク、羽鳥(はとり)の秘書兼護衛である。羽鳥は決して完璧ではないがキミにとって理想的な雇い主であり、羽鳥にとってもキミは大切なビジネスパートナーだ。
今朝から少々調子が悪いが、休むほどの不調でもない。
【PS:いつも通り仕事をこなす】
PC④
推奨スタイル:なし
コネ:"司令官"エリス
推奨スート:スペード
キミに与えられた仕事は機密物資の回収だ。上司であるエリスの話によれば、先程運搬部隊がこの街で襲撃され、商品を盗まれたというのだ。
優秀なキミが任務を失敗することはあり得ない。とはいえ、混沌とした街のどこを探したものだろうか。
【PS:機密物資を研究所に持ち帰る】
■シナリオ概要
欲望と災厄の街、トーキョーN◎VA。
二秒に一度の悲劇と、ありきたりな非日常が集う街。
形を変えて展開される不運や理不尽は、キャストの生き様を、そして願いを踏み躙るものかもしれません。
あなたたちがそれを「悪夢」だと切り捨て、諦めてしまうなら。
■キャスト作成
▼レギュレーション
・所持「必須」ルールブック・サプリ:TNX、TOS、ATS、BTD、SKD、OFC
・使用可能データ:全て(データはSKD、OFC、NANに準拠のこと。なお、NANの「二年後」の世界設定は適用しない)
・使用経験点:170+100点
・キャストの持ち込み:ハンドアウト及びキーハンドアウトに沿えるなら可(使用経験点は100点に調整すること)
▼パーソナリティ
・ヨヅキ PC1に殺しの依頼を持ち掛けてくるコモン◎。声は若い男性のものだが、薄暗いヤロールの店内で話しかけてくるうえ狐の仮面をつけており、その表情をうかがい知ることはできない。
・"荒らし屋"ヒサメ PC2と二度戦ったことがあるアラシ◎。30代の男性で、ドローンを連れている。誰かの依頼を受ける場合もあるが、基本的には自分の興味の向くままに盗みや火事場泥棒を行う。
・羽鳥アカツキ PC3の雇い主のエグゼク◎。50代男性。バードシリコンという千早系列の半導体メーカーを営んでいる。温厚で鷹揚な性格。
・"司令官"エリス PC4の上司で、宇宙建設アストロジー社の後方処理を行うプロフェッショナルのクグツ◎。元は自身も実動員だったが、今はその指揮を預けられている。
▼他
・推奨社会技能:〈社会:ストリート、テクノロジ〉〈知覚〉
・ゲストの使用する即死系神業だけでキャストが死亡することを防ぐため、キャスト全員で2個以上の防御系神業を所持することを推奨する。また、上記に加えて人を守れる防御系神業が1個あると、キャストに対して友好的なゲストの死亡を防ぐことができる。
・キャストの選択によっては、キャスト間対立が発生する可能性がある。
■その他
・アクト中に登場する「バードシリコン」および「宇宙建設アストロジー社」はルールブックやサプリメントに記載のある公式組織ではない。もし詳細が必要であればRLに確認のこと。
・このアクトには、神業が使用できないシーンが存在する。
・このアクトにおけるキーハンドアウトはチョイス式である。そのため、キーハンドアウトがアクト中に公開されなければ、記載の事実は存在しなかったことになり、アクトはペルソナハンドアウトの情報通りに終了する。もちろんアクトの結末は大きく変わるだろう。詳細はBTSのp36~を参照のこと。