top of page

​F卓:『THE FLOATING HΔVEN(ザ・フローティング・ヘイヴン)』(RL:くろ)

■アクトトレーラー

 

それは、互いに無関係な事件のはずだった。

――海上都市建設計画に携わる科学者に送られた脅迫

配達員の少女に迫る謎の暗殺者

北の地で消息を絶ったサイバーウェア技師――

もつれ合う三本の線は一点で交叉し、ミトラスの地に埋もれたある“過ち”に行き着く。

「贖えない罪はありません。また、遅きに失する償いもありません。ただ、向き合うことだけが“救い”をもたらすのです」

トーキョーN◎VA THE AXLERATION
『THE FLOATING HΔVEN(ザ・フローティング・ヘイヴン)』

かくて運命の経路は交錯する

ハンドアウト

◆略称一覧

 本シナリオ情報では、ルールブック・サプリメント・関連書籍について以下の略称を使用します。

 ▼ルールブック・サプリメント・関連書籍略称一覧
 ・『TNX』:『トーキョーN◎VA THE AXLERATION』
 ・『CTL』:『トーキョーN◎VA THE AXLERATION サプリメント クロス・ザ・ライン』
 ・『BTD』:『トーキョーN◎VA THE AXLERATION サプリメント ビハインド・ザ・ダーク』
 ・『SKD』:『トーキョーN◎VA THE AXLERATION サプリメント スキルディクショナリ』
 ・『OFC』:『トーキョーN◎VA THE AXLERATION サプリメント アウトフィット・カタログ』
 ・『NAN』:『トーキョーN◎VA THE AXLERATION サプリメント ニューロエイジ・ナウ』
 ・『SSS』:『スーパーシナリオサポート』
 ・『GF』:『ゲーマーズ・フィールド』

◆ハンドアウトの【グループ】について

 当アクトのハンドアウトは、三つの【グループ】に分かれています。
 【グループ】は、キャストと関係の深い事件の種類および最初に行動を共にするキャストやNPCを規定するもので、リサーチフェイズ中に特定の条件を満たすまでは、原則的に同じ【グループ】に属するキャストのシーンにしか登場することはできません。
 以下に【グループ】の一覧と主にかかわる事件、さらに情報収集でよく指定される技能を記載します(記載される以外の技能が指定されることもありますし、状況に応じて提案いただいたものを採用することもあります)。

 ▼【グループ】一覧
 ・【グループA:配達員襲撃事件】(頻出技能:〈知覚〉,〈運動〉,〈操縦〉,〈社会:ストリート,警察,軍事〉,〈コネ:[地域団体、犯罪組織、司法関係者など]〉)
 ・【グループB:ブラフマン博士脅迫事件】(頻出技能:〈知覚〉,〈交渉〉,〈隠密〉,〈社会:企業,警察,テクノロジー〉,〈コネ:[研究者、技術者、企業関係者など]〉)
 ・【グループC:技師スヴェンソン失踪事件】(頻出技能:〈電脳〉,〈交渉〉,〈製作〉,〈社会:テクノロジー,メディア,ストリート〉,〈コネ:[企業、メディア、宗教関係者など]〉)

◆必須ハンドアウトについて

 当アクトのハンドアウトは、前述の三つの【グループ】と二つの【ナンバー】を組み合わせた計六つで構成されています。
 ハンドアウトの【ナンバー】は当事者性の高さを表しており、【ナンバー】が低い方のハンドアウトは「必須ハンドアウト」としてそれぞれが必ず一つずつPLに割り振られます。
 【ナンバー】が高い方のハンドアウトは必ずしも均等に割り振らなくてもよく、PLの希望によっては複数のキャストに同じハンドアウトが割り振られることがあります。

 ▼【ナンバー】一覧
 ・【ナンバー1】:必須ハンドアウト。一人までしか割り振ることができない。
 ・【ナンバー2】:非必須ハンドアウト。複数人に割り振ることができる。


◆ハンドアウトの見かた
▼【ハンドアウト名】(【グループ】と【ナンバー】の組み合わせで表現)
・推奨スタイル:ペルソナとすることが推奨されるスタイル。複数のスタイルがスラッシュ(/)で区切られて指定されている場合、いずれかをペルソナにすることを想定
・シナリオコネ:ハンドアウトで指定される〈コネ〉の対象と、推奨されるスートの種類
・想定クイックスタート:クイックスタートで参加する場合の想定サンプルと出典
・概要:ハンドアウトに付随する設定と【PS】
・固有効果:各ハンドアウト専用のアクトルールや、進行上の想定など
・RP上の注意:注意が必要な設定や、PL側で任意に設定可能な項目についての説明

◆ハンドアウト(ペルソナハンドアウト)一覧

[グループA]

▼【A-1:雛拾い】※必須ハンドアウト

・推奨スタイル:フェイト/イヌ/カタナ
・シナリオコネ:ミナ(推奨スート:クラブ)
・想定クイックスタート:不屈の探偵(『TNX』p.82)
・概要
 あなたは探偵や刑事、殺し屋など、裏社会とかかわりの深い職業に就いている。
 あるときレッドエリアに立ち入ったあなたは、配達員と思しき少女が何者かに追われている様子を目撃した。
 正義感によるものか、単なる気まぐれか、あなたは追っ手を倒し彼女を助けた。
 ミナと名乗る彼女に話を聞いたものの、襲撃の原因は判然としなかった。ミナが感謝を述べて去ろうとした刹那、あなたの端末に非通知の依頼が届いた。
 「ミナを護ってほしい。依頼料は前金で振り込んだ」
 メッセージはそれだけだった。
 【PS:護衛依頼を果たす】

・固有効果
 このハンドアウトを選択したキャストは、アクトルールとして以下の効果を使用できます。
 「一アクトに一回、このキャストは自分が取得している《神業》一つを《真実》の効果をもつものとして使用することができる」
 また、このハンドアウトを選択したキャストは、アクト中《真実》を一回分消費することが想定される場面があります。
・RP上の注意
 このハンドアウトを選択したキャストは、何らかの形で裏社会と縁があることが想定されています。特に想定がなければ「N.I.K.」所属の探偵とするのがよいでしょう。
 設定面では、シナリオコネである「ミナ」と交流を深める必要がある以外には特に規定がなく、トーキョーN◎VAのシステムやダブルハンドアウト制に不慣れな方でも比較的プレイしやすいハンドアウトとなっています。

 


▼【A-2:ミナの友人】

・推奨スタイル:カブキ/ミストレス/コモン
・シナリオコネ:“結着自在(トートライン・ヒッチ)”(推奨スート:スペード)
・想定クイックスタート:ニューロキッズ(『TNX』p.98)
・概要
 あなたには、「ミナ」という親しい友人がいる。イエローエリアやレッドエリアで個人配送業を営む彼女はしばしば危険な目に遭うが、これまでは持ち前の機転で何とか切り抜けてきた。
 だがこの前、彼女は重武装の車両と明らかに殺し慣れしているであろう刺客に追われていた。間一髪のところで見知らぬ誰かに助けられなければ、間違いなく死んでいただろう。
 あれほどの敵意を買うなど、いったいどのような後ろ暗い仕事を引き受けたのかとミナに問うてみても、彼女はまったく心当たりがないと繰り返すだけだった。ミナは何かを隠しているのだろうか、それとも本当に何も知らないのだろうか。
 唯一の手掛かりは、一つだけ回収できた襲撃者の端末に残された「“結着自在(トートライン・ヒッチ)”」なるハンドルだけだった。
 【PS:ミナへの危害を防ぐ】

・固有効果
 このハンドアウトを選択したキャストは、【交流】の対象として「“結着自在”」に加えて「ミナ」を選択することができます。
 さらに、このキャストの「“結着自在”」に対する〈コネ〉のレベルが上昇するごとに「任意の〈社会:業界社会〉一つを選び、アクト中選択した技能による情報収集判定の達成値を+1する」ことができます。この効果で同じ〈社会:業界社会〉を複数回選択することはできません。
・RP上の注意
 このハンドアウトを選択したキャストは、NPCの「ミナ」と友人関係であることが想定されています。彼女と知り合った経緯や具体的な関係性についてはPLが任意に設定してかまいませんが、「◆NPC情報」にあるとおり彼女がN◎VAに来たのは十年ほど前で、それ以前の彼女を知る者はいない点に注意してください。
 所属や職業に関するシナリオ上の規定は特にないため、好きなものを設定してかまいませんし、ミナがそれを知っているかどうかについても自由に設定可能です。

[グループB]

▼【B-1:博士の守人】※必須ハンドアウト

・推奨スタイル:カブト/カゼ/アラシ
・シナリオコネ:アイユール=ブラフマン(推奨スート:ダイヤ)
・想定クイックスタート:現代の騎士(『TNX』p.90/『NAN』p.25)
・概要
 あなたは腕の立つボディガードであるか、顧客の安全を請け負うドライバーだ。そんなあなたに、都市工学の権威「ブラフマン博士」の護衛依頼が舞い込んだ。
 ミトラスGARDENをはじめとする幾つものメガプレックス建設に携わってきた彼は現在、巨大海上都市(メガフロート)建設計画の技術顧問としてN◎VAに招聘されているのだが、そんな彼に何者かが脅迫を寄越したというのだ。
 犯人の正体や具体的な要求は不明だが、建設委員会は誘拐や暗殺の可能性も考慮し、現在最も信頼できる護り手としてあなたを選任した。会議のために頻繁な移動を余儀なくされる博士の護衛は、想像以上にハードなものになるだろう。
 【PS:護衛対象を守り抜く】

・固有効果
 このハンドアウトを選択したキャストは、アクトルールとして以下の効果を使用できます。
 「一アクトに一回、このキャストは自分が取得している《神業》一つを《難攻不落》の効果をもつものとして使用することができる」
 また、このハンドアウトを選択したキャストは、アクト中「防御系《神業》」(「◆神業指定」参照)を一回分消費することが想定される場面があります。
・RP上の注意
 このハンドアウトを選択したキャストは、他者を守る能力をもつことが期待されます。進行上「防御系《神業》」を消費しなければならない場面があるためですが、逆にいえばその条件さえクリアできるならペルソナに設定するスタイルは何でもかまいません。
 また、所属組織やワークスに関する制約も特にありません。設定に迷うようなら「ナイトワーデン」をお奨めしますが、他の組織に所属していたり、フリーランスであっても問題はありません。たとえ非合法組織の所属であっても「犯行グループが企業系列である可能性を考慮し、敢えて委員会が指名した」などの理由を付けることは可能なため、お気軽にご相談ください。

 

▼【B-2:ステークホルダー】
・推奨スタイル:クグツ/エグゼク/クロマク
・シナリオコネ:“建設委員長”スターン=グレイ(推奨スート:クラブ)
・想定クイックスタート:企業戦士(『TNX』p.86/『NAN』p.23,24)
・概要
 あなたは、メガフロート建設計画に名を連ねる企業の構成員だ。職位は一般社員であるかもしれないし、重役や経営者であるかもしれない。ともあれ、あなたは少なからぬ額を出資している自社の代表として本プロジェクトに携わっており、他社と協力して海上都市計画を完成させる責務がある。
 目下最大の不安要素は技術顧問であるブラフマン博士への脅迫であり、彼に万一のことがあればプロジェクトは暗礁に乗り上げるだろう。
 犯行グループの正体は未だ掴めていないが、建設委員会は内部犯の可能性も含め慎重に調査を進めている。すべてを疑いつつ、建設計画の障害は排除しなければならない。
 【PS:会議を成功に導く】

・固有効果
 このハンドアウトを選択したキャストは、【交流】の対象として「“建設委員長”スターン=グレイ」に加えて「アイユール=ブラフマン」を選択することができます。
 さらに、このキャストの「“建設委員長”スターン=グレイ」に対する〈コネ〉のレベルが上昇するごとに3点の追加報酬点を獲得することができます。
・RP上の注意
 このハンドアウトを選択したキャストは、巨大海上都市の建設計画に携わる団体の構成員であることが想定されています。基本的には企業人(設定に迷うなら「千早グループ」がよいでしょう)とするのが無難ですが、行政団体(例:「N◎VA行政府」)やNPO、犯罪組織のフロント企業というパターンも考えられるでしょう。
 なお「固有効果」の後段は、「建設委員会の長に便宜を図るなどして会議を円滑に進め、追加予算を獲得する」という演出を想定しています。他の演出パターンが思いつく場合はお気軽にご提案ください。

 

[グループC]

▼【C-1:足跡を追う者】※必須ハンドアウト

・推奨スタイル:ニューロ/タタラ/トーキー
・シナリオコネ:ノルグ=スヴェンソン(推奨スート:スペード)
・想定クイックスタート:遊撃記者(『TNX』p.88)
・概要
 あなたはエンジニアであるか、テクノロジーの動向を専門とする記者だ。
 あなたには「ノルグ=スヴェンソン」というソフトウェア技師の知り合いがいた。仕事上の関係か、それとも趣味嗜好が合致したためか、あなたと彼は親しい交流関係を続けていた。
 だがおよそ十二年前、スヴェンソンは突如消息を絶った。
 彼の足取りは杳として知れなかったが、手掛かりは唐突にもたらされた。彼は現在、危険なテロ組織として知られる「真教浄化派」に身を寄せているというのだ。
 スヴェンソンの性格を知るあなたには、彼がテロリストに手を貸す人物であるとはどうしても思えなかった。あなたは真実を突き止めるため、教派のフロント企業の一つ「コールドリリー・セキュリティ」に接近することを決めた。
 【PS:スヴェンソンの真意を突き止める】

・固有効果
 このハンドアウトを選択したキャストは、アクトルールとして以下の効果を使用できます。
 「一アクトに一回、このキャストは自分が取得している《神業》一つを《電脳神》の効果をもつものとして使用することができる」
 また、このハンドアウトを選択したキャストは、アクト中《電脳神》を一回分消費することが想定される場面があります。
・RP上の注意
 このハンドアウトを選択したキャストは、テクノロジーに造詣が深かったり、一定以上の興味をもつ人物であることが想定されています。その条件を満たす限りにおいて、所属やペルソナとするスタイルは何を設定してもかまいません。
 また、シナリオコネの対象である「ノルグ=スヴェンソン」はアクト開始時点では不在のキャラクターですが、シーンに登場していない場合でも【交流】は可能です。「昔の思い出を回想する」などの形で自由に演出してよいものとします。なお、キャストが「ノルグ=スヴェンソン」と知り合った経緯や具体的な関係性については、PLが任意に設定してかまいません。

 

▼【C-2:潜伏する天使】

・推奨スタイル:レッガー/ハイランダー/マネキン
・シナリオコネ:“白の能天使”シクリッド(推奨スート:ハート)
・想定クイックスタート:任侠剣士(『TNX』p.96/『NAN』p.26)
・概要
 あなたは宗教結社“氷の静謐”、通称「真教浄化派」として知られる組織の構成員である。現在のあなたは「シクリッド」という幹部の指揮下にあり、その命令に唯々として従っている。
 シクリッドは「報いの花」と称する作戦計画を推進しており、それに沿った各種の指令を部下に送っている。直近のあなたに下された指令は、「フロント企業『コールドリリー・セキュリティ』への潜入者を協力者として引き込むこと」だ。
 【PS:成すべきことを為す】

・固有効果
 このハンドアウトを選択したキャストは、【交流】の対象として「“白の能天使”シクリッド」に加えて「ノルグ=スヴェンソン」を選択することができます。
 さらに、このキャストの「“白の能天使”シクリッド」に対する〈コネ〉のレベルが上昇するごとに、購入目標値5以下の「分類:ドラッグ」または「分類:フーズ」のアウトフィットを獲得することができます。希望するなら、獲得したアウトフィットをその場で使用してもかまいません。
・RP上の注意
 「概要」にもあるとおり、このハンドアウトを選択したキャストは真教浄化派に所属しています。
 ワークスについてですが、必ず真教浄化派を選択しなければいけないわけではありません。「元組織の資産や流儀を引き継いでいる」、「潜伏先として利用している」などの理由さえあれば別の組織のワークスデータを利用しても問題ないものとしますし、このハンドアウトに限り「日本軍」、「天津組」、「羅生門」に所属するキャストもRLの許可なく作成してよいものとします。
 なお「固有効果」の後段は、「シクリッドに支援を要請して物資を受け取る」という演出を想定しています。他の演出パターンが思いつく場合はお気軽にご提案ください。

■レギュレーション

 

◆想定人数

 当アクトは、ハンドアウトの制約上最低3名のPL参加を想定しています。最大参加人数に制限はありませんが、想定プレイ時間内でアクトが終了する適正人数は6名程度を想定しています。
 詳しくは「■ハンドアウト」の項をご参照ください。

 

◆使用データ

 当アクトに参加するPLは、最低限『TNX』を所持していることが想定されます。そのうえで、手元で参照できる限りにおいてすべての既刊サプリメント・『SSS』・『GF』収録のデータを使用することができます。
 RLの使用するゲストについては、『TNX』に加えて『SKD』,『OFC』,『NAN』のデータを採用しています。

◆キャスト作成

 当アクトに参加するキャストは、初期作成のキャストあるいは自前の経験点を投入したキャストのどちらを使用いただいてもかまいません。キャストの作成方法(クイックスタート、コンストラクション、フルスクラッチ)は問いません。
 投入経験点の上限はありませんが、RLによるチェックの結果、主にバランス上の理由で技能レベルや持ち込みアウトフィットなどの調整をお願いする場合がありますので、予めご了承ください。

 キャストの作成にあたっては、「◆使用データ」に記載したとおり参照可能なすべての追加データをご使用いただけます。
 ただし、取得にRL許可が必要なデータについてはキャスト作成時にご確認いただけると助かります(基本的には不許可とすることはありません)。


 また、ルールアップデートによりデータが変化するスタイル特技・ワークス特技・アウトフィットなどの効果については原則的に最新の状況を適用しますが、『SKD』・『OFC』・『NAN』収録データについては同一キャラクター内での採用状況を統一する場合に限って「特定サプリでの変更を適用しない」ことを選択してよいものとします(※)。

(※)要するに、スタイル技能については「『SKD』を採用する」「『SKD』を採用しない」のいずれかを選択でき、アウトフィットやワークス関連データについてもそれぞれ『OFC』および『NAN』の採用/不採用を選べる、とお考え下さい。
 

 

◆採用ルール
 当アクトでは「フォーカスシステム」(『CTL』p.46参照)を採用します。そのため、リサーチフェイズおよびクライマックスフェイズ中に「FS判定」が発生することがあります。詳細は別途セッション中に説明しますので、該当サプリメントを所持していない方も問題なくご参加いただけます。

 当アクトでは「ダブルハンドアウト・ルール」(『BTD』p.36参照)を採用します。こちらはハンドアウト割り振り時に別途詳細を説明しますが、本作のハンドアウトは種類によってPLへの想定負荷が異なるため、システム初心者であったりダブルハンドアウトに不慣れな方は募集時に申告いただければ、可能な限り習熟度を考慮してハンドアウト割り振りを行わせていただきます。
 

◆神業指定

 当アクトに参加するキャストがゲストの「即死系《神業》」のみで死亡することを防ぐため、キャスト全体で3つ以上の「防御系《神業》」もしくは「万能系《神業》」を所持することを推奨します。具体的に該当する《神業》は以下のとおりです(神業書き換え技能や神業効果のコピーによるものは除きます)。

 


 ▼防御系《神業》の一覧
 ・《チャイ》
 ・《難攻不落》
 ・《脱出》
 ・《腹心》
 ・《不可知》
 ・《黄泉還り》
 ・《守護神》
 ・《電脳神》
 ・《平和》
 ・《人命救助》
 ・《友情》
 ・《霧散》

 ▼万能系《神業》の一覧
 ・《タイムリー》
 ・《天罰》
 ・《超越品》

 また、ハンドアウトによっては《神業》の効果や使用タイミングについて特別に指定されている場合があります。詳細は個別のハンドアウト情報にて説明します。
 

◆その他の注意点
 当アクトでは、ハンドアウトの【グループ】によってキャストの合流に大きな制限が課せられます。【グループ】の詳細については、「■ハンドアウト」の項をご参照ください。


 基本的には、リサーチフェイズ中に特定の条件を満たすまで別の【グループ】に属するキャストのシーンに登場することはできないものと考えてください(顔見知りなどの設定で〈コネ〉の対象にしたり、「ゴースト」として登場させることは可能です)。

 当アクトでは、キャストはリサーチフェイズ中自分のハンドアウトの「シナリオコネ」に設定されたNPCに対して【交流】を行う機会があります。
 【交流】はイベントの一種で、指定された技能の判定に成功することで対象への〈コネ〉を取得したり、既に取得している〈コネ〉のレベルを上昇させることができます。これにより対象への〈コネ〉のレベルが一定以上に達した場合、新たな情報が開示されたり、特殊な効果を得られることがあります。
 任意のキャラクターへの〈コネ〉を取得したり、〈コネ〉による判定を補助する効果のあるスタイル技能やアウトフィットなどを使用した場合、【交流】の判定にボーナスを得ることができます。

■補足

◆少人数対応

 PL人数が3人の場合、ハンドアウトは【A-1】,【B-1】,【C-1】を割り振り、残りのハンドアウトはそれぞれの役割を担当するゲストが登場します。補充ゲストはクイックスタートのデータを使用し、キャストと同様に行動します。
 PL人数が4人以上の場合も、割り当てられていないハンドアウトがある場合同様に補充ゲストが登場します。

​◆キャスト間コネクション

 本アクトのキャスト間コネクションは以下のように取得します。
 スートや遭遇時の状況などはPL間で自由に決めていただいてかまいません。

 ▼キャスト間コネクション取得順
 ・【A-1】→【A-2】
 ・【A-2】→【A-1】
 ・【B-1】→【B-2】
 ・【B-2】→【B-1】
 ・【C-1】→【C-2】
 ・【C-2】→【C-1】

◆NPC情報

 シナリオコネとして登場するNPCの基本的なプロフィールを以下に記載します。

▼ミナ
・ペルソナ:カゼ
・年齢:19
・性別:女性
・プロフィール
「いつもこうなんだ。大事なことは誰も教えてくれないし、大切な人は何も言わないでいなくなる……もう、慣れちゃったけどね」
 N◎VAの低セキュリティエリアで配達員として働く少女。およそ十年ほど前、たった一人の肉親である母親と共にこの街に来たが、越して数年後に親を亡くし、以来一人で働きながら暮らしてきた。
 現在は依頼に応じて日用品や食事などを届ける個人宅配業に従事しており、配達に使うバイクは苦労して貯めた金で購入したものである。
 N◎VAに来る以前のことについては「あまり覚えていない」と言い、ほとんど話すことはない。

 

▼アイユール=ブラフマン
・ペルソナ:タタラ
・年齢:68
・性別:男性
・プロフィール
「ああ、君が例の護衛だね。こんな老人のことは放っておいて、これでコーヒーでも飲んでくるといい……ハハ、君も真面目だな」
 メガプレックス工学と都市計画学の権威。多数の巨大都市建設プロジェクトに携わっており、ニューロエイジにおける都市工学の第一人者と位置付けられる人物。
 近年の大きな業績としてはミトラスGARDENの基礎構造設計が挙げられるが、それ以降は学術活動や講演活動が目立ち、都市設計の仕事に携わることは少なくなっていた。
 柔和な人物だが一人での散策や思索を好み、どこか人を距離を置くような態度を取りがちである。

▼“建設委員長”スターン=グレイ
・ペルソナ:エグゼク
・年齢:52
・性別:男性
・プロフィール
「こうも利害関係者が多くてはね、味方(シロ)を絞り込むのも一苦労なんだよ」
 北米系の建築企業「S&Gアーキテクト」の共同経営者にして、巨大海上都市(メガフロート)建設委員会の委員長を務める人物。
 本プロジェクトは千早やイワサキといった世界的企業グループも多く参画する大規模なものだが、ライバルの主導権掌握を嫌った主要関係者の思惑により、中立的かつ小規模なグレイの企業が手綱を握ることとなった。
 現在の彼は、インフラ構築や各行政サービスの受注を巡って激しく対立する各社の利害調整に忙しく、基本計画策定をスケジュール通りに進めることだけに腐心している。

▼ノルグ=スヴェンソン
・ペルソナ:ニューロ
・年齢:46
・性別:男性
・プロフィール
「オレは、幸せにすべき人を幸せにできなかったんだ」
 サイバーウェアへの組み込みソフトウェア開発に関する高い技量を有するエンジニア。
 学生の頃に立ち上げたベンチャーを売却して以降は、フリーランスとして各種開発や改造を引き受けてきた。
 オーガニックウェアや義体の制御プログラムから、サイコアプリの開発まで多様なソフトウェアの製作に携わってきた。
 およそ十二年前、親しい友人にも理由を明かすことなく消息を絶った。

▼“白の能天使”シクリッド
・ペルソナ:カリスマ
・年齢:30代(推定)
・性別:女性(推定)
・プロフィール
「真なる悔悟の第一歩は、己の“罪”を知ることなのですよ」
 真教浄化派の幹部である「能天使」の一人。セキュリティ企業の役員として潜伏しているようだが、本名を含む詳しいプロフィールは知られていない。
 彼女は自分の情報のみならず、自身が指揮する「報いの花」という作戦の詳細についてもほとんど情報を明かさないが、電子的・物理的両方の手段を用いるテロリズム計画であるようだ。

bottom of page