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​Y卓:『猟犬たちの黄昏』(RL:伏見堂)

■アクトトレーラー

温かい家、守るべき家族、彼にも帰るべき場所があった。

それを喪った時、彼はただ、野獣に堕ちた。

殺し、殺し、殺し尽す寸前に、首輪を嵌められて。

“特別勾留者”――通称“特勾”

犯罪者を狩る犯罪者、イヌに飼われるイヌ。

唾棄すべき汚れ仕事に堕ちたとしても、その首輪は最後の理性だった。

だが、それすらも容易く弾け飛ぶ。

最も古い約束――家族を守る、それを思い出し、走り始めたその時に。

そして、拘束を引きちぎり、彼は狗となった――

 

   Tokyo N◎VA THE AXLERATION

      「猟犬たちの黄昏」

                ――かくて運命の扉は開かれた

■ハンドアウト

PC1:特別勾留者 (元犯罪者。刑期を減免してもらうために飼われている)

PC2:BH機動捜査課(特勾のひとりの臨時の飼主)

▼PC1:推奨スタイル:なし(戦闘系推奨)

〈コネ:“飼い主”冴島あおい〉【感情】

 君は特別拘留者――通称“特拘”だ。

 君は“犯罪者を狩る犯罪者”としてブラックハウンドに飼われている。

 シャバに出るためには“飼い主”が必要とはいえ、死刑になるよりはマシだ。

 ただ、今度の“飼い主”はカタブツの新人と聞く。面倒は君がみねばならないだろう……

★PS:“飼い主”を生還させる。

▼PC2:推奨スタイル:イヌ

〈コネ:“特拘八号”〉【理性】

 君はブラックハウンドの刑事だ。

 君は御堂茜長官の特命を受け、特殊任務を受けることになった。

 “特拘”の飼い主となり、脱走した“特拘”を始末する――それが今回の任務だ。

 君の預かる事になった“特拘八号”は従順な狗だが、油断はならない。

 彼が手を噛む狗になるかどうかは、君の態度次第だろう……

★PS:事件を最低限の被害で解決する。

※補足

・HOにある「特勾(特別勾留者)」とは、ブラックハウンドの一制度です。

 死刑や無期懲役、あるいは刑期数百年と言った重犯罪者を、犯人鎮圧の協力をさせる代わりに刑期を減ずるというものです。

 普段はブラックハウンド本部の地下隔離区画に収監され、事件の時のみ監察官……飼い主付きで外に出ることができます。

 基本的には外界の情報からも遮断されています。詳しくは『ヘヴン・ダウンビロウ』P106をご覧ください。

 

・PC1はどの様な罪で収監されたか、可能であれば考えて下さい(応相談)

■データについて

 

・キャストが不本意な死を遂げないために必要な防御神業は2つです。

 

・敵単体の最高達成値は23です。

 

・使用可能なルールブックは参加者の所持状況に合わせますが、原則全て可とします。

 

・経験点の上限は設けません。

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